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江南市で暮らすための家づくりをする際、知っておきたいのは土地の価格相場です。住宅の価格は土地の価格を踏まえて、予算を立てなくてはなりません。ここでは江南市の土地価格や価格の影響を与える要因を紹介します。
江南市の土地の平均価格は、1坪当たり24.2万円となっています(2022年2月時点)。面積別で見ると平均価格は以下の通りです。
平米数が大きくなればなるほどに、1坪当たりの価格は下がります。希望している家の広さと比較しながら、実際にどれぐらいの土地が必要になるのかを考えてみてください。
江南市は近隣の都市である名古屋市と比較してみると平均価格の3割程度なので、少し広めの土地の購入も検討できるでしょう。
江南市の土地の価格の推移を、国土交通省が公表した公示地価を参考に見ていきましょう。
公示地価は2013年ごろから上昇しており、2022年までの9年間で5.3%上昇しています。住宅地と商業地ではアップする率が多少ことなるものの、それでも5%以上はアップしていることを考えてみると、かなり土地の価格は上がっていることがわかります。
とはいえ、伸び率は鈍化しているのが特徴で、毎年上がり続けていくというわけではありません。また地域によっても差があり、駅が近いなど利便性の高い地域は安定もしくは上昇するものの、少し駅から離れてしまうと価値が上がっていかない、というケースも少なくありません。
江南市だけに当てはまることではありませんが、土地がずっと上がり続けるというのはなかなか難しいため、しっかりと土地の将来性を見極めて、できるだけ価値が維持できる土地を見つけることが大切です。
江南市の土地価格に影響を与え得る要因となりそうなのは、以下の3つです。
江南市の人口は、2020年から2030年までの間に7,000人ほど減少する、と考えられています。家を建てる年代である30~40代に関しては、10年間で5,000人ほど減少するという見立てがあり、住宅地の需要は少しずつ減っていく可能性があります。
都市部で生産緑地として税金を優遇されてきた農地は、2022年に優遇期間が切れます。その結果、宅地として放出されて土地価格に影響を与える可能性が高いです。
江南市には生産緑地がそれほど多いわけではありませんが、それでも12ヘクタールの生産緑地があります。また近隣の市にある生産緑地が宅地となったことで、江南市ではなく近隣の市に住む人が増えれば、江南市の土地の需要が減少するかもしれません。
金利はこれから上昇していくことが予想されています。それほど大幅なアップはありませんが、異次元緩和の前の水準までは戻るでしょう。それがおよそ1%といわれています。
金利が1%上昇すると、35年ローンの場合で15~20%もの返済額が増えるため、結果として不動産の価格も15~20%は下がってしまいます。
※住まいの安心の定義として(1)国土交通省が定めた「長期優良住宅の認定」(2)住宅にかかる荷重を計算し安全性を判定する「構造計算に対応」の2点に対応している住宅会社を選出し、スタイル別に分けて紹介しています。(※2021年2月調査時点)