公開日: |更新日:
犬山市内の南海トラフ地震の予測と、予め備えておくべき対策等を紹介します。また注文住宅を建てるに辺り、地震対策として見ておきたい「耐震性能」や「構造計算」についてもまとめました。
犬山市の想定では南海トラフ地震が発生した場合、想定震度は5弱~5強、マグニチュード7.9~8.6となっています。揺れによる全壊の件数は約10件、死者数はわずかと想定しています。
一方避難者数は3,600人、上下水道の断水が約6万5,000人、停電軒数が約3万6,000軒にのぼるとしています。
犬山市の南海トラフ地震の想定では、比較的被害は少ないと考えられています。しかし日本は地震大国のため、南海トラフ地震ではなくても大きな地震に見舞われる可能性はあります。
新築を考えている人は耐震性などの性能面も重視して選ぶとよいでしょう。家族と避難経路をしっかり確認し緊急時の対応を共有しておくことも重要です。
耐震についての資料でよく目にする、耐震性能と構造計算の違いをご存じでしょうか?2つの違いについて説明します。
耐震性能とは、地震が発生したときに建物が地震に耐える能力のことをいい、建築基準法で最低限の基準が定められています。どれほどの能力があるかを、指標として客観的に知ることができるものが「耐震等級」となっています。
地震の犠牲は倒壊建物によるものが多いとされています。高い耐震性能は命を守るだけでなく耐久性があるとして、固定資産税の減税や住宅ローン減税、地震保険の割引などさまざまな優遇措置を受けることができます。
耐震等級は1~3の3段階あり、耐震等級1は数百年に1度発生する地震に対して倒壊しないとしています。一方で耐震等級2は等級1で想定する地震の1.25倍、耐震等級3は1.5倍の地震に耐えられるとしています。
構造計算とは、建物の安全性をさまざまな角度から検討し強度を計算することです。500㎡以下の木造2階建の建築物には構造計算が法律で義務化されていません。多くのことを調べるため時間もコストもかかります。
構造計算は、耐震等級に使用される性能表示計算以上に、建物の安全性能をより細かく調べて計算します。そのため強度をより上げることが可能で、安全性能に対する不安やストレスを軽減するメリットもあります。
壁量計算は建築基準法で定められている算出法で、使用されている壁の量だけで横の力に対する強度を計算します。構造計算は許容応力度計算とも言われ、横の力に加え建物の自重やねじれ、地震でかかる力など算出します。
木の家、自然素材の家
子どもが健康に育つ
ぬくもりのある家を建てたい
モダンスタイル、RC住宅
アトリエのような
ハイセンスな家を建てたい
ヴィンテージ、カフェスタイル
自身の趣味や遊びごころを
反映した家を建てたい
※住まいの安心の定義として(1)国土交通省が定めた「長期優良住宅の認定」(2)住宅にかかる荷重を計算し安全性を判定する「構造計算に対応」の2点に対応している住宅会社を選出し、スタイル別に分けて紹介しています。(※2021年2月調査時点)