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犬山市や丹羽郡など、江南市周辺に注文住宅を建てる際に知っておきたい、地盤情報について解説します。大地震が起きたときに、江南市付近はどのくらい安全なのでしょうか?江南駅付近の地盤の状態を含めてみていきましょう。
江南市の地盤は江南駅付近を例にあげると、地震による揺れでリスクを負いにくいエリアだと言われています。江南駅付近は扇状地で液状化しにくい傾向がありますが、傾斜がゆるい部分では揺れが大きく感じられることも考えられるでしょう。
愛知県の犬山市や江南市、丹羽郡に注文住宅を建てると江南駅を利用する機会が増えるかもしれませんが、江南駅付近は比較的地盤が良いため液状化しにくく、地震の際に大きく揺れる可能性は低いと言えます。
江南市は愛知県内でも比較的揺れにくい地盤だとされていますが、もちろんエリアごとの詳細な違いもあります。特に河川下流部や傾斜のゆるいところでは液状化のリスクがあるため、犬山市・江南市・丹羽郡で注文住宅を建てる際には、建設するその土地の住所で地盤を調べるようにしてください。
注文住宅を建てる際に地盤の強度を調べるには、地盤調査が必要となります。地盤調査では地盤の堅牢性を調査することができ、地盤沈下などの危険性の有無を知るために必要です。地盤調査では主に住宅にとって適切な硬さの地盤か、地盤沈下のリスクはあるか、支持層はどの程度厚いか、液状化現象のリスクはあるかを調査します。
地盤調査の種類は主にスウェーデン式サウンディング試験とボーリング調査の2種類がありますが、一般的にはスウェーデン式サウンディング試験が採用されます。スウェーデン式サウンディング試験はボーリング調査に比べて費用が安く、一般住宅で地盤調査に用いられることが多いですが、間取りにより正確性が担保できないことがあります。
ボーリング調査は地質の状態も確認できるためマンションなどの大規模建築に用いられますが、費用の負担が大きい方法です。
地盤調査を行ってもし軟弱地盤であることが発覚した場合、地盤改良の工事を行って対策を行います。地盤改良工事には「表層改良工法」「柱状改良工法」「鋼管杭工法」の3種類があり、それぞれ異なる方法によって軟弱な地盤を改良します。
表層改良工法はセメント系の固化材を用いて地盤を固める方法で、柱状改良工法は柱状のコンクリートを地盤に打ち込むことで堅牢化をはかる方法です。鋼管杭方法は柱状改良工法に似ており、鋼管を地盤に打ち込んで強化します。
表層改良工事は施工費用が安いメリットがありますが、深い部分まで軟弱な地盤に対しては適用できません。そのため深部まで軟弱な場合は柱状改良工法か鋼管杭方法が採用され、一般的に多く用いられるのは柱状改良工法ですが、施工時間の短さや対応できる深さ、狭小地でも適用できる点で鋼管杭方法の方で柔軟性があります。
もし地盤調査で改良が必要であると判断された場合は、3つの方法のいずれかの方法で対策を行うのが一般的です。
※住まいの安心の定義として(1)国土交通省が定めた「長期優良住宅の認定」(2)住宅にかかる荷重を計算し安全性を判定する「構造計算に対応」の2点に対応している住宅会社を選出し、スタイル別に分けて紹介しています。(※2021年2月調査時点)